2024年1月21日、近藤直子氏の、長野での講演が地元の信濃毎日新聞に取り上げられました。
ひもを振って遊ぶのが好きで、保育室に入れない4歳男児の例の紹介。付き合う保育士さんは疲れてしまいますが、ひもを「リボン」に替えて、ひも振りを「新体操ごっこ」に替えることで、保育士さんも楽しくなり、他の女児も遊びに加わり、男児は保育室に入れるようになった……。
男児とともに、優雅にパフォーマンスする保育士さんが目に浮かびます。
管理人も大好きな事例です。
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「子どもたちは、生き生きと楽しい毎日の生活を求めています。自分の気持ちを受け止めてくれるだけでなく、楽しさを膨らませてくれる大人と、自分を認めてくれる仲間を求めています。どの職場も職員体制が厳しく、大人はバタバタと忙しく、子どもの思いを汲むこころのゆとりが無くなりがち。だからこそ、あらためて子どもが求めていることを考え合い、学び、語り合うことが求められるのだと思います。コロナがらみで話し合いや交流の時間が減ってしまった職場もあるかと思いますが、子どもも家族も、そして職員も生き生きと楽しい生活を送りうるように、手を繋ぎ合いたいですよね。」(近藤直子)
【雑感】管理人(事務局)は大騒ぎ
最近、保育園や作業所等々での不適切な支援のニュースが多く報道されているように感じています。
家庭においても、訪問介護においても、同様の課題は多々あるのではと思います。
管理人は、関わるヘルパーさんへ、下記課題を投げかけました。
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普段の行動や声掛けはどうですか?
よかれと思って行ったことは、本人のためですか?
あなたのためですか?
気づかないうちに、本人の意思や自由を制限したり、妨げるような支援をしていませんか。
ささいな事柄でも、知らず知らずの内に、無意識に本人にとっては不本意である不適切な支援をしていることって、意外とあるものです。障害の特性や理解、支援者としての知識、情報共有が求められています。
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代わり映えのしない毎日の生活の中で、当たり前に繰り返されているささいなことが、実は本当は当たり前であってはいけないことではありませんか。
その当たり前を、お互いが知らず知らずに、当たり前として受け入れていませんか。
気にもとめていなかったこと、考えてもみなかったことが、問題や課題として表面化していないことって多々あると思います。
大切なことは、「気づくこと」だと思います。
あえて、一歩立ち止まり、普段と違う行動をとること、見方をすることで、「気づきの力」を得ることはとても重要かと思います。
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自分自身はどうなんだろうと振り返ると、「あるある」です。
相方の介助は、いつも管理人の顔色とタイミングをみて行われています。
管理人がうたたねしているときに声をかけても動いてもらえません。
中腰での介助は、いつも管理人の(腰)イタタタ~で終了します。
相方は、お疲れ様~と声をかけてもらうことはありませんが、いちいち目くじらを立てていてはお互いにしんどいばっかりです。
そんな待遇を受けている相方の心境は、いかなるものか。
そのことに気づいていながら、管理人はどう生きるのか、どう考えるのか。