天海正克さんが、千葉市を相手取って、2015年11月27日に訴訟を起こしてから9年が経過し、東京高裁は2023年3月24日、天海さんの全面勝訴の判決を下しました。この判決は、天海さんに対する自治体の人権保障の責務を明確化したものと言えます。
しかし千葉市は、東京高裁の判決を不服として最高裁判所に上告受理の申立てを行い、天海訴訟は最高裁判所で争われることになりました。
この訴訟は、第一に、65才になると介護保険の利用を優先され、天海さんの場合、1万5千円の負担をしなければなりません。これは、障害者の生存権を脅かす不当なものであり、年齢によって差別するものです。千葉市は、国の言い分そのままに「社会保障は、自助・共助・公助の順に適用されるのが原則」としています
第二に、千葉市はその他の多くの自治体と異なり、天海さんが介護保険の利用申請を行わなかった際に、障害者福祉のすべての給付を一方的に打ち切り、天海さんは、費用の全額を自己負担せざるを得なくなりました。千葉市はただ「法律に定められた通りにやっている」というにすぎません。こうした強制的な行政処分は、許されません。
人権保障の最後の砦である最高裁判所においても、東京高裁と同様に公正な判断をしていただけるように、以下の要望を最高裁判所に届けることになりました。
【要望項目】天海さんの人権保障を遵守した東京高裁の判決を尊重し、最高裁においても公正な判断をして下さい。
天海訴訟は、国の歪んだ社会保障行政を変えていくたたかいです。皆様のさらなるご支援を心からお願いします。
葉市の対応を、同高裁は問題であるとしたのです。
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連絡先:天海訴訟を支援する会
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