2015年4月28日から社会保障審議会障害者部会で審議されていた「障害者総合支援法3年後の見直し」についての議論が終わり、報告書が取りまとめられ12月24日公表されました。 報告書は、各論で改善意見があるものの、①「サービス提供を可能な限り効率的なものとすること等により、財源を確保しつつ、制度を持続可能なものとしていく」(財政効率・生産性向上)②「障害者の状態とニーズを踏まえて必要な者にサービスが行き渡るよう、利用対象者を見直すべき」(軽度者排除)③「日本の社会保障は、自助を基本としつつ、共助が自助を支え、自助・共助で対応できない場合に社会福祉等の公助が補完する仕組みを基本とすることを踏まえると、現行の介護保険優先原則を維持することは一定の合理性がある」(保険優先)などと障害者運動とは相いれない方向を示しています。
この報告をもとに、改正が必要なものについては法案として通常国会に提出される予定です。
ここをクリック:社保審・障害者部会「障害者総合支援法施行3年後の見直しについて」報告書